新人Vtuberが「引退」を考えた話

新人Vtuberが引退を考えた時の話

 


深海展示室の館長(中の人)です。
いつも星影せんべいがお世話になっております。

 

今回のお話は魂注意です。
メタなお話も出てきます。
本音の黒い部分も見えてきます。

 

これからVtuberになる方、Vtuber準備中の方、
いつの間にか消えた推しVtuberがいる方
ひとつの意見として、参考にして頂けたらと思います。

 

 


私は2021年2月1日デビューの新人です。
あの頃は大学四年生で“まだ”スケジュールとメンタルに余裕がありました。
今は、デビューを2月にしてよかったなと思っています。
3月4月にはスケジュールがいっぱいになってしまいましたから。

 

そして、その通りに3月4月は忙しい日々になってしまいました。 


3月は、新型コロナの影響で2月にようやくリアルでの開催が決まった卒業式(袴の準備やら、自分の容姿に投資する美容室やサロンなど)の準備と、


新社会人に向けてのたくさんの準備(手持ちの服も入れ替えて、オフィスカジュアルに移行しました)
そして、今のアルバイトの引き継ぎもしなければなりませんでした。

 


4月は、新人研修から始まる新社会人生活にてんやわんやで、
とてもじゃないけど体が追いつかず、
お仕事の忙しさで家に帰っては死んだように寝る生活でした。
(実際お風呂で寝落ちてしまったり、歯磨き中に歯ブラシ突っ込んだまま寝たりした)

 

 


3月4月忙しかった結果、
せっかく2月にデビューした勢いを上手く
活かせなくなって終わってしまいました。


以下は、以上のリアルのことを踏まえた上の、

Vtuberとしての面としての
“引退”を考えた理由です。

 

言い訳がましいところありますが
どうか聞いていただければと思います。

10個話させてください。

 

 


①リアルが忙しくて、思うようにコンテンツの供給ができず、

自責の念でファンの方に顔向けできなくなってしまった。

(これが一番大きい)

 


②コンテンツの供給が出来ないことで、注目度が数字として圧倒的に目に見えて下がってるのを見て、すごく精神的に来た。

「頑張れてない私は推して貰えなくなってしまう」と焦りで視界がくらんだ。

 


③ビジュアル公開〜デビュー期にかけて、少しバズったため、頑張らなきゃ!と思ったが、
デビュー後に日々減っていく反応数に、「ガワはビジュアル良くても、魂に価値が無きゃ求めて貰えなくなるんだ」と病んでいった。

 


④同時期にデビューしてた子や、知り合いが着実に力をつけて伸びているのを見て、自分の存在の弱さに消えたくなった。

自分も恐らくたくさん伸ばせられたはずなのに、自身の波に乗れなかったことに自責するようになった。

 


⑤ビジュアル公開からデビュー期の1ヶ月半の間で、皆様からたくさんの反応を頂き、中途半端な覚悟でガチめにやることを決めてしまった。

 


⑥魂と乖離したキャラを固めすぎたために、ツイート・リプ返がテンプレ文章しか打てなくなり、

飽きられることを恐れて、Twitter運用に悩むようになった。

 


⑦お仕事が固定休じゃないので、定期配信ができないし、毎日配信も出来なければ、

残業で帰宅がてっぺん超えることもあるので時間も固定できない。

 

 

⑧自分の声が嫌いすぎて動画編集が進まない。

録音で裏返ったり、ハスキーな地声が出る度に一括deleteしている。

あと他の女子Vさんの声聞いてよく病む。

 


⑨私はVtuberを生まれから引退まで創作物として考えており、ファンの方には創作物のページをめくるように楽しんでもらいたいために、

“創作物”として自分の中で満足いく出来になるまでは世に出せない完璧主義者になってしまった。

 

⑩そんな9個の状態に、

「理由もわかってるのに、改善出来なければ、伸ばすこともできない私はダメなやつだ

(過激な病み言葉になるためソフトな表現で表します)」

とさらに自責するようになった。

 

 


長くなってしまい申しわけございません。

 

3月、4月からの新環境でメンタルぐじゅぐじゅになって、
みなさまに「星影せんべい」を知っていただける・楽しんでいただける・推していただける機会を生かせなくなったことは

 

一重に私の未熟な覚悟が招いたことです。
本当にごめんなさい。


5月GW明けからは活動を再開させて、少しづつでもみなさまに恩返しをしていけるように精進していきますので、どうか今後の星影せんべいのページを期待していただければと思います。

 

 

 

Vtuber活動は2次元絵の着いた一般配信者というものだけではなく、一種の“芸能人としての意識”が必要な活動であると考えました。

 

(ファンがたくさんいて、テレビとかで活躍することだけを芸能活動と定義せず、人に見られている活動をする人を芸能人と定義した場合)

 

(もちろん、趣味活動ですから、そんなに意識高くしなくてもいいんですけども)

 

(推していただくということは、推される側にもそれなりの自覚を持たないとダメだよねってことです。)

 

 


3ヶ月休止したり、引退しようとも思いましたが…

 

 

 

しません!!!!

 


だって!!!

 

まだ夢叶ってないもん!!!

 

やり切ってないもん!!!

 


ということで、
星影せんべいの物語はまだまだ続きます。

 

 


思いを吐露したらだいぶ軽くなったような気がします。
それだけ悩みが重かったって事ですかね!

想いだけにね!なんつって!

 


………。


長くなりましたが、ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
今後とも星影せんべいを何卒よろしくお願いします。

 

 

 

水族館 深海展示室 館長 (中の人)