SSP考察しましょう。めぇめぇ①
めぇめぇ。おはようございます。
このブログは昨年12月に俳優座劇場で上演された舞台 Stray Sheep Paradise(通称 SSP)の考察ブログです。
当方1公演しか見れていない者ですが、それでも良ければどうぞ
ネタバレが嫌な方、浅い考察が苦手な方は、上端にあるバッテンマークを押して戻っていただければと思います。
なにせ12月の舞台です。
だいぶ記憶も薄れてきてしまっています。
なので、とことん考察したいアリスの話や
リゼッタとヒジリについての話は円盤が届き次第、しっかり見てからにしたい。
セリとヒカリの話は感想みが強くなりそうだからまた円盤で見てからにしたい。
ので今回はパート1
ということでマリエレ様、ファム姉さんの話をピックアップして考察(解釈)しました。
今回 筆をとった理由は、
先日、SSPの舞台の話になった時に
ポロッと零した解釈を友人に褒められ、
その時の話(解釈部分)Twitterの方でツイートしたら思いのほか好評で、別の友人からブログで書くことを勧められ
じゃあこの考察をブログに載せてみようじゃないか!と踏み出しました。
そんな私なりのSSP解釈(考察)ブログです。
SSP自体を詳しく説明しているわけではないので
どっちかというとSSP観劇経験がある人向けです。
前置きが長くなりました。本題に写りましょう。
まずはこのStray Sheep Paradise。
あらすじを簡単に言いますと「才能を持ったメイド達の物語」
才能を持った女性(メイド)が才能を活かし仕事をする未来
この世界ではAI技術が進歩しすぎてAIが代わりに仕事をするので、人間は才能がないとろくな仕事につけません。
そして、才能を養成する学園が「セブンスパスクウム」
学園が出す試験に合格すれば卒業出来て外の世界で才能を活かしていい感じに暮らせる。
才能ぴったりの職を得られます。
そんな学園に入学してきた主人公リゼッタ
彼女の持つ才能は嘘の才能で……。
ちなみに、“Stray”はさまよう・はぐれる等の意味があり、
タイトルを訳せば迷える子羊の楽園。
楽園に引っ掛かりを覚えますなぁ…。
主人公2人と登場人物のなかからひとり、才能を紹介します。
その他の登場人物は次の話の途中に出します。
リゼッタ(演:奥野香耶さん)嘘つきの才能。
ヒジリ(演:青木志貴さん)万能の才能。
ルクル(演:永野愛理さん)お掃除(?)の才能。
私はこの3人の能力について、もっと掘りさげる続編が欲しいです(懇願)続編をください。
それでは各編ごとに見ていきます。
あまり覚えてないオープニングはぶっ飛bath!(温○すかな…?)
①マリエレ様の才能試験
生徒会長であり、裁縫の才能の持ち主
マリエレ様(演:松田彩希)の才能試験のお話です。
マリエレ様に課せられた試験はエプロンコンテストで1位をとること。
まぁ!裁縫の才能を持つ私にぴったりの試験ですわ!
とテンション上がるマリエレ様
マリエレ様は生徒会長になるほど自分を厳しく律して努力してきた方です。まぁ大丈夫でしょう!
しかし運命の歯車は狂い、チートメイドのヒジリの参戦です。
ヒジリは超チート。万物の才能を持つマジモンのチート。
その才能にかかれば、苦労して作らなくてもパパーッと神作を作ってしまう。
やべぇ相手が悪い、これは優勝を逃すかも……。
今まで苦労して努力を積み重ね、やっと訪れた卒業のチャンス。
ここで機会を逃せばチャンスがまた来るのはいつの日になるのか。
なんとしてでも勝たなければ。卒業しなければ。
焦ったマリエレ様はヒジリのエプロンを破いてしまいます。
エプロンを収容するロッカーの鍵を保管してあるのは生徒会室。
マリエレ様はエプロンを破いた罪をルクルに被せましたが、
真犯人がマリエレ様であることに気づいたリゼッタ。リゼッタはとある計画を思いつきました。
リゼッタ劇場、開演ですわ。
嘘の才能を持つリゼッタは劇場を開演して、頭で描いた望む未来をほぼ思いのままに開拓できます。
そして迎えたコンテスト
リゼッタのエプロン(ヒジリが作った)が優勝しました。
そんなはずはー!!と驚くマリエレ様、みんなの注目の的、
輝きを放つのはヒジリ作のリゼッタのエプロン。
そしてこのお話の私の解釈。
マリエレ様はコンテスト優勝できるだけの力はちゃんと持ってたと思います。いくら万能(全て100点)でも、専門の才能(才能発揮で120点)には勝てないとしたら。
ですが、マリエレ様は自分の才能を信じてあげなかった。
相手の強さに呑まれてズルをしてしまいました。
努力をしてきたんだから、最後はその才能を開花させて
思い切り作ってしまえば100点以上のものが作れたはず。
でも彼女は勝てる保証が欲しかった。弱さゆえに。
この卒業のチャンスを逃すまいと。
才能を信じてきちんと向き合えば卒業できるはず。
だって卒業試験に望めるのはその能力がある者だと
AI(羊飼い学園長)が判断したのだから。
そしてファム姉さんは最後にリゼッタに言いました。
もっといい方法があったんじゃないの?
正しきを信じるファム姉さんに卒業試験が訪れます。
②ファム姉さんの才能試験
ファム姉さん(演:遠藤瑠香)はみんなのお姉さま。
みんなに優しくてまさに理想のお姉さま。
そんなファム姉さんに課せられた才能試験は
「才能が無いものに才能がないことを自覚させること」
ファム姉さんはアイドル活動をしている3人が思い当たりました。
3人はそれぞれの才能はあるけど全く向いてないアイドル活動を
している。リーダーが頑張りすぎて、仲違いだってしている。
このままアイドル活動しても無意味、だって彼女たちには
アイドルの才能がないのだから!
自分の持っている才能を磨くのが有意義なこと。
私がそう思ったんだ!私が思うことは正しい。
正しいことを教えるのはいい事。
私が彼女たちを正しい方向に導いてあげなきゃ。
極端な言い方ですがこんな感じ。
自分の信じる正しさを実行した結果として
ファム姉さんは仲違いをもっと促進させてしまいました。
見てらんねーと思ったリゼッタさん。立ち上がります。
リゼッタ劇場、開演ですわ。
仲直りをして、アイドル活動の一環、ライブを成功させた3人。
自分の方が間違っていたとファム姉さんは気づきます。
以下私の解釈です。
この才能試験、才能が“だれが”ないと言ってはいない。
つまり○○さんがないとしていない。
メイドレス3人組を指定してはいない。
才能がなかったのはファム姉さんなのでは?と。
ファム姉さんは確かに正しさの才能の持ち主です。
自分を信じ自然体でいれば自然と正しさが導かれるのに、
前回の失敗のせいで理想の正しさを追い求めてしまう。
理想の正しさを過信盲信。理想像こそが正しい。
そして理想像のとことん正しさを追い求めるファム姉さん
そして3人にアイドル向いてないからアイドルの才能がないのを自覚させるよう動きます。
でもここでポイントなのは、3人は別にアイドルの才能を強く願っているわけじゃないところです。
3人は今持っているそれぞれの才能に満足しているわけで、アイドル活動は真剣な別活動であるから。
売れたいとか知名度は上げたいけれど!
才能を上手く使えてない、理想像を求めるがあまり
才能が“無い”のはファム姉さんの方でした。
よってファム姉さん自身が才能を使えてないことを自覚するための試験。
羊飼いがやったことを綺麗に言うならファム姉さんの才能を自信を持って欲しいため。
まぁ羊飼いさんはAIなのでとことん合理性を求めた結果なので、得に綺麗に考えてはいないでしょうね。
じゃあなぜファム姉さんは才能が無いのを自覚したのに学園を去っていないのか。
これは合格じゃないのか?
それは彼女自身がまだ学園にいたいという気持ち。
まだ前回のことが心の中にあってちゃんと克服して自信を持ってから外に出たいということ。
と
リゼッタが手助けしてリゼッタが自覚させたのを
学園側(羊飼いさん)はお見通しだから。
自身の力ではなくリゼッタの功績だから不合格。
ファム姉さんはいつかきっといいご主人様に出会えるでしょう。
それまでは正しく優しいみんなのお姉様。
自分に自信を持って才能を上手く使えば試験だって合格出来る。でもそれはいつかのお話です。今は、まだ。
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以上が考察(解釈)となります。
考察らしい考察がかけてなくて申し訳ないです!
でも私のこの解釈があなたの解釈にエッセンスを加えることが出来たら嬉しいです!
しっくり来たらこの解釈を採用してもいいですし
あなたの元々ある解釈に組み込んでもいいです。
だって解釈はひとそれぞれですから。
長くなってしまいましたね。
ここまで読んでくださったあなたへ
そして途中で中断したあなたへも。
読んで下さり本当にありがとうございました。
また次回のブログでお会いしましょう('ω' 三 'ω')
またね!( ∩'-'⊂ )シュッ=͟͟͞͞♡
せんり